ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』観劇感想(2024/7/10@梅田芸術劇場メインホール)

観劇レポ
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こんにちは。しらたまです。

先日、『ロミオ&ジュリエット』を観劇してきたので感想を書いていこうと思います。

『ロミオ&ジュリエット』あらすじ

舞台はイタリアの街ヴェローナ。この街では代々キャピュレット家とモンタギュー家が争っていた。

ある日、キャピュレット家で仮面舞踏会が開かれることを聞いたモンタギュー家のひとり息子、ロミオは親友のベンヴォーリオ、マーキューシオとともに舞踏会へ忍び込み、そこで出会ったロミオとジュリエットは一目で恋に落ちる。

しかし、お互いが敵対する家同士であるということを知った二人は教会で密かに結婚式を挙げる。

そんな矢先、家同士の争いが勃発し、親友のマーキューシオがティボルト(ジュリエットの従兄弟)に殺されてしまう。

逆上したロミオはティボルトを殺してしまい、ヴェローナから永久追放される。

打ちひしがれたジュリエットは教会のロレンス神父に相談すると、神父は仮死状態になる薬をジュリエットに渡し、眠りから覚める前にロミオを霊廟に向かわせるという計画を立てる。

しかし、ロレンス神父の計画の知らせはロミオの元に届かなかった・・・。

観劇が好きな方にはもう説明なんて必要がないというくらい有名なシェイクスピア作品ですよね。

様々な演出で毎年のように上演されていますが、このミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、2001年にフランスで初演、日本初演は2010年に宝塚歌劇団にて上演され、2011年には梅田芸術劇場/ホリプロ主催で上演され、梅芸主催バージョンは今回で5度目の再演となる大人気ミュージカルです。

『ロミオ&ジュリエット』キャスト

ロミオ:小関裕太/岡宮来夢

ジュリエット:吉柳咲良/奥田いろは

ベンヴォーリオ:内海啓貴/石川凌雅

マーキューシオ:伊藤あさひ/笹森裕貴

ティボルト:太田基裕/水田航生

死:栗山廉/キム・セジョン

キャピュレット夫人:彩吹真央

乳母:吉沢梨絵

ロレンス神父:津田英佑

モンタギュー卿:田村雄一

モンタギュー夫人:ユン・フィス

パリス:雷太

ヴェローナ大公:渡辺大輔

キャピュレット卿:岡田浩暉

観劇感想

私が今回観劇したキャストはこちら↓

!!以下ネタバレを含みます!!

↓ ↓ ↓

キャスト別感想

今回主要登場人物が多いので、若者たち(?)中心に第一印象をざっと書いていきます。

ロミオ/岡宮来夢

2・5次元でもよく名前をお見かけする岡宮さん。今回初めてお芝居を観ましたが、

歌の入りが気持ちいい!!そして声がいい!!

もしかしたら私だけなのかもしれないのですが、一音目がすごく気持ちいい感覚がありました。

声もはっきり聞き取りやすく、なんだか動きもきびきびしていて元気いっぱいのやんちゃロミオという感じ。

ジュリエット/奥田いろは

奥田いろはさんも初めましての方。というかもはや若者たちは全員初めましてです。

乃木坂46の方らしく、「アイドルか・・・」と正直若干不安もあったのですが、

ディズニープリンセスみたいな声で超可愛かった!!

歌もお芝居も丁寧で、一生懸命さがあってとにかく可愛かったです。

ベンヴォーリオ/内海啓貴

第一印象は、

爽やかベンヴォ!!

なんだろう・・・ベンヴォーリオってこんなに爽やかさ感じたっけ?でも等身大な感じがして新鮮。

内海さんも歌めちゃ上手でした。

マーキューシオ/伊藤あさひ

今回一番気になっていた伊藤あさひさん。

めちゃくちゃビジュがいい。

メイクのせいか雰囲気古川雄大さんに似てるな、と思ったのは私だけでしょうか。

マーキューシオの狂気じみた雰囲気と、最期の「お前は絶対ジュリエットと離れるな。(ジュリエットと幸せになれ?)」というセリフがマーキューシオの隠してきた本音が溢れ出ているようですごく良かったです。

ティボルト/水田航生

水田航生さんもよく名前を見るのですごく楽しみにしていました。

拗らせ過ぎてないティボルト。(ワイルド過ぎてないが正解かも?)

程よく自分に正直で、激情型。

この感じ、現代の若者感をどことなく感じます。

死/栗山廉

この物語を悲劇へと導くこの「死」という存在、ダンスだけで表現するの難しそうだな・・・と毎回感じています。

冒頭「死」が出てくるシーンを観た印象は、

手足も首も長くてスタイルいいし、動きも大きくないけどなめらかで人間っぽくない。

霊廟の十字架の上にいる死をみて「横のキリスト像とスタイル一緒じゃん」と思っていました。

全体感想

キャスト感想は今回も本当にざっとしたものになってしまいました・・・。

ここからは全体の感想を書いていこうと思います。

冒頭は死のダンスから始まるのですが、背景が戦争の映像。

後のティボルトのセリフで「人々は今も争い合っている。人間は憎み合うために生まれてきたんだ(うろ覚え)」とあり、そのセリフが現代の情勢につながってくると思ったので、私は正直この戦争の映像はなくてもいいのでは・・・と感じました。

ただ、このロミジュリは設定がおそらく現代にかなり近いと思うので、映像を使うというのは自然な気もします。

そこからヴェローナの街へ場面転換。からの「ヴェローナ」。毎回かっこいいわーと思うのですが、さらに今回のヴェローナ大公は渡辺大輔さん!!楽しみにしていました。

ティボルトから大公へ出世(?)した大ちゃん!!大公姿もかっこいい!

そこからロミオ登場。

うん、いい声。元気なロミオ。

この作品ではロミオの年齢がはっきりされていませんが、若さゆえの無邪気さが存分に感じられます。

「世界の王」も大好きなナンバー。ロミオがベンヴォーリオとマーキューシオに「お前って本当に騙されやすいよな」と言われるシーンではこの後の展開を思ってもうすでにちょっと涙が・・・。

からの「マブの女王」。マーキューシオいい感じに狂気じみてました。

・・・伊藤あさひさんまばたきしてる?

そしてジュリエット!!とにかく可愛い!!

お顔ももちろんですが声がはちゃめちゃに可愛い!プリンセス!

パリス伯爵は歌もうまくてビジュも良くてダンスもできて面白くてお金持ちなんだからもはや私が結婚したい。

舞踏会、「僕は怖い」、「綺麗は汚い」と続いてからの、乳母とジュリエットのシーン。

「そんな、私にお礼なんて言わないで」「今まで育ててくれた」という乳母とジュリエットのシーンで涙が止まらなくなるのは今までロミジュリを観てきた中で初めて。

からのエメで1幕終了。

2幕目からはさらに展開が早く、あっという間にマーキューシオとティボルトの決闘のシーンに。

キャスト感想でも書きましたが、マーキューシオの「お前は絶対ジュリエットと離れるな」というセリフがかなり印象に残りました。

ロミオがマントヴァに追放されてバッグを奪われるシーンは毎回「不用心すぎるでロミオ」と心の中でツッコミながら観ています。携帯を服のポケットに入れるか首から下げるかしていればこの悲劇はもしかしたら生まれなかったのかもしれない。物語は成り立たないけど。

ベンヴォーリオの「どうやって伝えよう」、内海さんベンヴォは苦悩していてもどこか爽やかでスマート。現代的です。歌がうまい。

霊廟のシーンではやっぱり死に目がいきがち。ロミオが毒を飲む場面ではゆっくりじわじわロミオを操っているし、ジュリエットの時もそこにナイフがあるよ、って感じだったし怖かった・・・。

カーテンコールで雷太さんのボイパにびっくり。「ロミオを探せ!!」くらいの時に流れたボイパは雷太さんだったのか。

カーテンコールはみんな元気いっぱいで可愛らしかったです。

まとめ

まぁまぁうろ覚えなところが多かったですが、印象に残った場面を書いていきました。読みづらかったら申し訳ないです。

2021年の時も感じたのですが、制作側はロミジュリを若手舞台俳優のグランドミュージカルへの登竜門にしたいのかな?という印象があります。

ロミオもジュリエットも物語の設定は10代後半から20歳前半くらいだと思うので、キャストのフレッシュさとちょうどマッチしていいんじゃないかなと個人的には思います。大公や乳母たち大人組が経験豊富な実力派なので安心感もありますし、若手の方々が一堂に集まる舞台はグランドミュージカルではなかなかないので観ている側も楽しいです。

次のロミジュリ再演も楽しみにしています!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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