宝塚歌劇団|雪組『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLYDAY』感想(2023/12/13@宝塚大劇場千秋楽配信)

観劇レポ
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こんにちは。しらたまです。

先日、雪組公演宝塚大劇場千秋楽『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』、『FROZEN HOLYDAY』を配信にて観劇したので感想を書いていこうと思います。

!!以下ネタバレを含みます!!

↓ ↓ ↓

『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』あらすじ

「名探偵シャーロック・ホームズ」をこの世に生み出したことで、世界的な名声を手にした英国の作家サー・アーサー・コナン・ドイル。

しかし、彼自身は、シャーロック・ホームズを恨んでいた……!?ユニークなエピソードに満ちたコナン・ドイルの半生を、「ある日、自らの筆によって生み出した“架空の存在にすぎない筈の”シャーロック・ホームズがドイルの前に姿を現したら……?」という奇想天外な発想で描く物語。

宝塚歌劇団公式ホームページより

主な配役

アーサー・コナン・ドイル/彩風咲奈

ルイーザ・ドイル/夢白あや

シャーロック・ホームズ000/朝美絢

ハーバート・グリーンハウ・スミス/和希そら

ミロ・デ・メイヤー教授/縣千

観劇感想

まず最初に

雪組公演、12月5日に宝塚大劇場にて観劇していたのですが、今回の一連の報道や休演で宝塚ファンの皆様も悲しい思いをされているのに感想を書いて良いものか、そして私もあんまり書く気が出ない・・・。

あの日からずっと悲しい気持ちが続いています。

それでも、私は生徒さん達を観劇するという形でしか応援できないし、ブログに書くことでしか想いを表現できないので、やっぱり大好きな大好きな雪組への想いをちょっと時間が経っているのでざっくりになってしまうと思いますが、拙い文章で書いていこうと思います。

『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』感想

かなり練られたストーリー、かつ楽しいお話でした!!至る所に「シャーロック・ホームズ」の要素が詰め込まれていて(コナン・ドイルの要素も沢山詰め込まれているのだと思います)まさに想像力を超えろ!という感じ。

退屈だなと感じるシーンは一切なく「あ、これはホームズの有名なセリフだな」、「コナン・ドイルは本当にこんなことをしていたのかな」などコナンという人物に興味が沸きますし、超コメディなのかと思ったら、家族の関係や自分の人生に対して考えさせられるシーンもあったりといろんな感情が湧き上がってくる作品でした。

ここからは、生徒さんの感想を少し書いていこうと思います。

彩風咲奈ドイルの登場。シーンでは、さきちゃん!!ヒゲ!似合う!!ベージュチェックのスーツも似合う!素敵!!とテンションが冒頭からMAXに。

この作品のコナン・ドイルは、好奇心旺盛で、素直で人を信じやすく人から好かれる性格をしているなという印象。さきちゃんはこういう温かい性格の役が本当によく似合いますね。

夢白ちゃんのルイーザも、そんなコナン・ドイルにとても協力的でとてもいい奥さん。一見しっかりしているように見えて時々発想がぶっ飛んでいるところにちょっと怖さを感じますが、めちゃくちゃ可愛い。

朝美絢さんのホームズ000の登場シーン、煙の中から気がついたら登場していてまるでマジック!びっくりしました。お衣装もみんなが知ってるホームズそのもの(ケープコートに鹿撃ち帽)なんですが、柄がチェックではなく英字をプリントしたもの。おしゃれ!!ホームズと喧嘩(?)をして悪魔になった朝美ホームズがイケメンすぎて個人的に大好きです。

縣千さんのメイヤー教授!あがたくん、すっかり髭が似合うようになって・・・歌も上手くなって・・・表情も豊かになって・・・なんかすごい成長してるなぁと親のような目線になって見てました。メイヤー教授も心霊現象研究会という謎の会を開いている詐欺師でしたが、ちょっと天然さんですね?というキャラで、周りに支えられてなんとか詐欺師できてる感がほっこりします。

そして、和希そらさんのハーバード、ビジュアル最高!!金髪ウェーブも似合いますね。こだわり強めで癖強男子ですが、自分の面白いと思うものを突き詰めるやんちゃな姿がまたかっこいい。

面白い小説が見つからず「そうだ、探しに行けばいいんだ!!」と突っ走ろうとするシーンは、退団してしまうそらくんそのものの言葉に思えて胸にくるものがありましたし、冒頭のハーバードのシーンは生田先生のそらくんへの愛を感じました。

この作品、宝塚ファンだけでなくホームズファンの方やコナン・ドイルファンの方も楽しめる作品なのではないかなと思います。

そして、やっぱりあーさとそらくんの歌は安定のうまさ!!さきちゃんも夢白ちゃんも安定!みんなかっこいいし可愛いし雪組大好き!!

『FROZEN HOLYDAY』感想

100周年を迎える秘境のホテル“FROZEN HOTEL(フローズン・ホテル)”に、素敵な冬の休日を過ごそうと世界中から宿泊客が集まってくる。
このホテルには100年に一度花を咲かせるという“雪の花”があり、その開花を見た恋人たちは、永遠に結ばれるという。
スペクタキュラー・シリーズ第6弾は、クリスマス・イヴから、ニュー・イヤーにかけての沢山のときめきが詰まった「冬の休暇」をテーマに、ホテルでの楽しいひと時を描く、ラグジュアリーな雰囲気のレヴュー作品です。

宝塚歌劇団公式ホームページより

雪組100周年をお祝いするレビュー作品。

大劇場のカメオを見て思っていました。

え?同じショー????

あがたくんはパリピだしあーさはサンタだしそらくんは神父だし諏訪さきちゃんは袴着てるしなにこれ?と不思議でしたが、世界中からホテルに宿泊客が集まるという設定ならまぁ・・・そうなのですねと納得。

ショーは、冬がテーマのまさに雪組!!といった感じで楽しかったです。

あーさの真っ白サンタの担いでる○ィトン風の袋のロゴがAJ(朝美絢)だったり、あーさとそらくんのつけているイヤーカフがお揃いでシンメだったり細かい部分も流石で興奮のるつぼ。

そして何より和希そら!!もう和希そら!!

神父なのになんでそんなに女の子(シスター)はべらせてるの?なんでダンスバトルに参加してるの?なんでそんなにダンス上手いの?歌上手いね?かっこいいね?そりゃみんな好きになるよね?

もう、黒服神父から白い衣装に変わるソロシーンでは涙を堪えることができませんでした・・・。

ホワイトブレスであーさ、そらくん、あがたくんにやられ・・・

からの

さきちゃんとそらくんのデュエットダンス!!!

え?野口先生まじで?え?

最後にそらくんに最高の愛を与えてくださりありがとうございます!!!

階段降りでは三番手羽根を背負って登場。いや、嬉しいけれども・・・けれども

あぁ・・・和希そら退団するんだな・・・。

そうひしひしと感じるショーでもありました。

宙組時代から「かっこいいなー」と思っていましたが、雪組に組み替えしてきて約1年半、ますます輝いて「和希そらから目が離せない!まだまだ見たい!」と思っていたので、このタイミングでの退団は正直驚きとショックがありました。

ナウオンで雪組生の皆様も「退団するのが信じられない」と話をされたり、演出家の先生方のそらくんのシーンの演出を見ても、劇団も退団を惜しんでいることが感じらます。全員からこんなに退団を惜しまれる和希そらはやっぱりすごい!!

Blu-ray買おう。

彩風咲奈さんのご挨拶

宝塚大劇場千秋楽でのさきちゃんのご挨拶。

「お客様を苦しめてしまって、悲しませてしまって・・・」と言葉に詰まりながら話していらっしゃいました。

さきちゃんだって何倍も何倍も辛くて苦しくて悲しいはず。なのにファンのために挨拶してくれて本当にありがとう。

舞台に立ってくれてありがとう。

ただ客席から応援するしかできない私ですが、これからも大好きな生徒さんのことは変わらず応援させていただきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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