こんにちは。しらたまです。
先日、ミュージカル『ビートルジュース』を観劇してきたので感想を書いていこうと思います。
『ビートルジュース』あらすじ
ミュージカル『ビートルジュース』の原作は、「チャーリーとチョコレート工場」や、「アリス・イン・ワンダーランド」などの監督で知られるティム・バートンが、1988年に発表したホラー・コメディ映画です。
ミュージカル『ビートルジュース』は、この作品を基に2019年から2023年までブロードウェイで上演されました。(2020年3月10日〜2022年4月8日までコロナで上演中止)
日本での公演は今回が初演です。
不慮の事故で命を落とし幽霊となったアダムとバーバラ夫婦は、死後彼らの家に引っ越してきたチャールズと後妻のデリア、娘のリディアを追い出すべく、死後の世界の厄介者であるバイオエクソシストのビートルジュースの力を借りることに。
ビートルジュースの荒唐無稽なアドバイスを元にアダムとバーバラは住人らを脅かすものの、なぜか幽霊が見えるリディアが、亡き母への思いと両親への反抗心でアダム夫婦に協力を申し出る展開に。
リディアはこの家の幽霊の存在を両親に伝えて家を手放すように説得するが、逆にチャールズは降霊術でアダムらを呼び覚まそうとしてしまう。このままでは朽ち果ててしまうアダムとバーバラを助けるため、リディアはビートルジュースに協力を求めるが、現世への生き返りを企むビートルジュースが暴走し・・・。
公式ホームページより
原作映画は、Amazonプライムでレンタル可能です。↓
キャスト
ビートルジュース:ジェシー(SixTONES)
アダム:勝地涼
バーバラ:愛加あゆ
リディア:清水美依紗
チャールズ:吉野圭吾
デリア:瀬奈じゅん
観劇感想
!!以下ネタバレを含みます!!
↓ ↓ ↓
全体感想
まず、ダメ元で抽選申し込みして当選したことが奇跡!
そのため、感想には多少フィルターがかかっている部分もあるかもと思われます。
まず、第一印象は
ティムバートンの世界観を保ちつつ、ジェシーのためのビートルジュースにしてきたんだな。
という印象でした。
この舞台の演出家は、あの「福田雄一」さんです。
福田雄一監督といえば「勇者ヨシヒコ」や「銀魂THEMOVIE」など、主にコメディ作品の印象が強い監督ではないでしょうか。
対して、主演を務めるジェシーさんも所属するアイドルグループのSixTONES内では陽気なキャラの印象があり(あくまでも個人の感想ですが)、福田監督作品との相性もいいように感じました。
所々にジェシーさんならではのアドリブがあり、ファンが楽しめる演出になっていると思います。(ジャニーズをあまり知らない方はもしかしたらわからないネタもあるかもしれません)
舞台セットの方は、まさにティムバートンの世界!!
映画「ビートルジュース」の世界観そのものでしたが、どこか「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」も連想させるようなセットで、ゴシックでありつつ、どこかポップな印象を受けました。ティムバートンの世界観が大好きな私としては舞台セットにテンションが上がりまくりでセットのガイコツの表情の違いを一個一個見ていました・・・。
ティムバートンの世界観が好きな方にとっても待望の舞台だったのではないでしょうか。
キャスト別感想
ジェシー/ビートルジュース
SixTONESでもメインボーカルのジェシーさん。
透明感のある高音ボイスが綺麗な印象だったのですが、舞台で歌うジェシーさんの第一印象は、
声量すご!!迫力あるな〜!!
普段の歌声とは全く違う声だったのと、演技中も色んな声を使い分けていてびっくりしました!!
メイクも、ポスタービジュアルの時はイケメンなビートルジュースだな・・・。と思っていたのですが、実際のメイクはガッツリ白塗りで目の際まで黒く塗り、さらにほうれい線もしっかり描かれていて、実際のビートルジュースにかなり寄せてきていました。
イケメンではないビートルジュースという役をバリバリイケメンのジェシーさんはどう演じるのかなと期待していましたが、
期待以上に役に振り切ってくれて、映画原作ファンの私は感動しつつとても楽しく観劇しました!!
勝地涼/アダム
福田監督作品でお馴染みの勝地涼さん。
今回もばりばりにアドリブを入れてくるのかなと思っていたら、
思ったよりアドリブが少ない!!
全くないわけではないのですが、もっと散りばめられていると思っていたので意外でした。
この舞台では一番まともな好青年という印象。
ビートルジュースに目をつけられてゴーストになってしまうというなんとも不憫な役柄。
夫婦で頑張ってチャールズを追い出そうとしている姿はなんだか無駄に応援したくなります。
勝地さんがアドリブで「ミュージカルは初めてだよ!」と言っていたのには個人的に驚きました。歌っている印象があったので、勝手にミュージカルに出ているものと・・・。
心優しい青年で、このはちゃめちゃな世界観の中では癒しキャラ的な存在だなと思いました。
愛加あゆ/バーバラ
バーバラという役柄もこの舞台の中では普通の元人間という印象。(アダムと同じくゴーストにされてしまう)
何より愛加あゆさんお顔も小さくて可愛らしい!!
やっと生でお姿を見ることが出来て嬉しかったです!!!
普段は可愛らしいのに、いざという時大胆なバーバラが愛加あゆさんにぴったりでした。
歌にもお芝居にも安定感があり、さすがです、の一言に尽きます。
清水美依紗/リディア
私は清水美依紗さん、この舞台で初めて知りました。
歌がすっごい上手い!!
今回あまり役者さんのチェックをしていなかったので、幕間に慌ててパンフレットを開いてお名前をチェックしました。
メイクはアダムスファミリーのウェンズデー感がどことなくあり、ぶっ飛んだキャラではあるのですが、心の中では愛情に飢えていて繊細という役どころ。
ジェシーさんのビートルジュースとの掛け合いがテンポよく、見ていて気持ちがよかったです。
吉野圭吾/チャールズ
吉野圭吾さんってコミカルな役が似合いますよね!!
今回も、「え?こんな謎にテンション高いお父さん嫌だな」というちょっと空気読めない感じのお父さんを演じられていました。
吉野圭吾さんと恋人役の瀬奈じゅんさんの掛け合いもまあまあ下ネタも含まれてはいましたがテンポがよく面白かったです。
瀬奈じゅん/デリア
元タカラジェンヌとは想像できないくらいの振り切りっぷり!!
チャールズとデリアコンビの雰囲気って、アメリカの児童書でよく出てきますよね。主人公の父と母とか、継母とかなんかそんな感じで。
瀬奈じゅんさんも日本語でありながら動きやリアクションがとてもアメリカンでした。
最近、瀬奈さんもテンション高めな役柄が多いなと感じるのは私だけでしょうか。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ざっくりですが、ミュージカル「ビートルジュース」の感想はこんな感じです。
今回、1公演しか観れなかったのですが、
こんなにアドリブ入れるならあともう1公演は観たかった・・・!!!
ジャニーズ主演の舞台は取れる公演数に限りがあるのでなかなか厳しいとは思いますが、どこがどういうアドリブなのか、どこがアドリブじゃないのか何回か観て楽しみたい気持ちが出てきてしまいますね。
もしも再演があったらまた観に行きたいと思う舞台でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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