ミュージカル『シェルブールの雨傘』観劇感想(2023/12/4マチネ@大阪松竹座)

観劇レポ
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こんにちは。しらたまです。

先日、ミュージカル『シェルブールの雨傘』を観劇してきたので感想を書いていこうと思います。

『シェルブールの雨傘』あらすじ

アルジェリア戦争ただ中のフランス。湊町シェルブールに住む20歳の自動車整備工ギイと17歳のジュヌヴィエーヴは結婚を誓い合った恋人同士。

雨傘店を営むジュヌヴィエーヴの母親エムリ夫人は2人が若過ぎる事を理由に結婚に反対するが、2人は将来生まれて来る子供の名前(女の子だったらフランソワーズ)を考えたり、自分たちのガソリンスタンドを持つ夢を語り合ったりと、幸福な恋愛を謳歌していた。

そんなある日、ギイに召集令状が届き、アルジェリア戦争において2年間の兵役をつとめることになった。尽きる事無く別れを惜しむギイとジュヌヴィエーヴ。

ギイは幼馴染みのマドレーヌに伯母の世話を頼み、ジュヌヴィエーヴと永遠の愛を誓い合って、シェルブール駅で別れを告げる・・・。

Wikipediaより一部引用

『シェルブールの雨傘』は、1964年に発表されたフランスと西ドイツ合作のミュージカル映画です。

この映画の特徴は、前編音楽のみでセリフが一切ないというところです。

音楽と歌のみで構成されている映画作品というのは近年でもかなり珍しいのではないかなと思います。

日本では1983年に舞台化され、繰り返し再演されている人気作品です。

主要キャスト

ギイ/京本大我

ジュヌヴィエーヴ/朝月希和

マドレーヌ/井上小百合

カサール/渡部豪太

エムリ夫人/春野寿美礼

観劇感想

!!以下ネタバレを含みます!!

↓ ↓ ↓

全体感想

とても切ない物語でした。

そして音楽がとても美しく、もはや音楽だけで泣けてきます。

石畳の広場とマカロンのような可愛い色味の雨傘店、登場人物の私たちがイメージするフランスそのままのセット。

登場人物の女の子たちの洋服もカラフルでとても可愛く、男性のスーツ姿もとてもおしゃれ。ここでもフランスのイメージそのままでした。

セリフも歌になって進んでいくので、最初はきちんと頭の中に入ってくるか心配だったのですが、ストーリーとしてはわかりやすく、大きな物語の波はなく、淡々と物語が進んでいく印象で絵本を読んでいるような印象を受けました。歌と音楽だけで進んでいくので物語を客観的に見ている感覚があるのかもしれません。

そして、ギィがかなりコンテンポラリーなダンスを踊る印象がありました。私は今回の『シェルブールの雨傘』が初見なのでわからないのですが、京本大我さんだからダンスが多いんですかね?

キャスト別感想

京本大我/ギィ

まず、京本大我さん主演の舞台でチケットが取れたことが奇跡!2年ほど前に主演されていた『ニュージーズ』を観劇し、「え?イケメンでええ声している、もっと観たい!」とファンクラブに入会したのですが、

まぁ、コンサートも舞台もチケットが全然取れない!!

今回もどうせダメだろうな・・・と思っていたので当選通知が来た時には思わず2度見しました。

京本さんは舞台では王子様系の役柄が多かったイメージですが、今回は、ガソリンスタンドの従業員、かつ恋人とすれ違っていくという今までのイメージとは違う役。

どんな感じになるんだろうとワクワクしていましたが、

ダンスが綺麗!あんまり動かない表情も素敵!!そして抑え気味の歌唱もまたいい!

冒頭のダンスシーンで一気に引き込まれます。作業着姿なのに品があってとても綺麗なダンスはさすが京本さん。美しい。

ジュヌヴィエーヴをそっと抱きしめる感じも、最後のシーンでのセリフもとても優しく紳士的な雰囲気がします。

映画を見ていない私は、ギィは感情がジェットコースター系の人物だと勝手に思っていたのでちょっと意外ではあったのですが、(もちろん感情はちゃんと出ているのですがもっと激しめだと思っていました)この穏やかな感じがより切なさを醸し出しているのかな?と思います。

朝月希和/ジュヌヴィエーヴ

宝塚退団後、初めての舞台出演になる希和ちゃん。

宝塚ではお姉さんの雰囲気でしたが、『シェルブールの雨傘』ではとても可愛らしい少女になっていました。

とにかく衣装が全部可愛い!!!そしてあんな可愛いパステルカラーの衣装を着こなしている希和ちゃんすごい!

無邪気な少女から、大人の女性になっていく過程の演技はさすがです。

これからたくさん舞台に出てくれたら嬉しいな。

井上小百合/マドレーヌ

私は井上さんは今回初めて拝見したのですが、この方もとても可愛らしい方だなという印象を受けました。

嬉しそうにジュヌヴィエーヴとのことを語るギィを見る表情が苦しそうで、こちらも胸が痛みます。

ギィにプロポーズされた時の少し複雑そうな表情が印象的でした。

渡部豪太/カサール

テレビで時々拝見していた渡部さん。

舞台で拝見するのは初だったの、ミュージカルということで、渡部さんってどんな歌声なんだろう?とワクワクしていました。

想像通りの力強い声でした!!

あまり出番の多くない役だったので、もっと見たい気持ちがあり少し残念。

スーツ姿がカッコよかったです。

春野寿美礼/エムリ夫人

2021年のロミジュリ以来の春野寿美礼さん!!

相変わらずお綺麗でいらっしゃいました。

今回はジュヌヴィエーヴの母親役だったのですが、可愛い一人娘の将来を心配する春野寿美礼さんに(子供いないけど)共感。そうですよね、兵役前の男と結婚の約束して来られたら「え?ちょっと待って?」ってなりますよね普通。

表情はどんな時も基本口角が上がっていて、感情を読み取ることが難しかったのですが、

この舞台、全体的に演者の表情から感情が読み取りづらい!!

恐らくこの演出もあいまって第三者目線で客観的に物語を眺めている感じになるんでしょうね。

♢ ♢ ♢ ♢ ♢

今回は、いや今回も?本当にざっくりした感想になってしまいましたが、ミュージカル『シェルブールの雨傘』の感想を書いていきました。

私はこの作品、予習を全くせず観劇したのですが、ストーリーとしてはわかりやすかったです。

ただ、前編歌で進む型式なので、音に気を取られてしまうとストーリーがわからなくなる可能性はあるかなと思います。

なんせ、音楽が素敵なので。

もし、再演があったら観劇したいな、という方は映画を前もって見ておくとより世界観に没頭できるのではないかなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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