宝塚歌劇団2024年幕開け公演『RRR』の演出家、谷貴矢先生ってどんな人?

宝塚歌劇団
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こんにちは。しらたまです。

2024年幕開け公演に『RRR』が発表されたことが大きな話題になっていますね!!

来年は宝塚歌劇団創立110周年。そんな記念すべき年の幕開け公演となる『RRR』。インドの大ヒット映画をまさか宝塚で舞台化されるとは・・・。

礼真琴さん率いる星組の皆さんがあの「ナートゥダンス」を見せてくれるのでしょうか。

とても楽しみです!!

ところで皆様は『RRR』の演出家、谷貴矢先生をご存知ですか?

もちろんヅカオタの皆さんはご存知だと思います。

今回は、谷貴矢先生のことをまだそんなに知らない!という方向けに、どんな演出家なのか、そして作品の魅力を語っていきたいと思います!!

谷貴矢先生の経歴

宝塚に入団したのはいつ?

谷貴矢先生は、2011年2月、宝塚歌劇団に入団されます。

2016年にバウホール公演「アイラブアインシュタイン」で演出家デビュー。

2021年に「元禄バロックロック」で大劇場公演デビューされています。

出身大学はどこ?

宝塚歌劇団の演出家の先生は高学歴の方が多いことで有名ですが、谷貴矢先生の出身大学は

東京大学です。なるほど、高学歴ですね・・・。

宝塚歌劇団の先生方は慶應や同志社など有名大学出身の方が多いですが、その中でも東大出身の先生は珍しいのではないでしょうか。

大学時代劇団を立ち上げていた!

そんな谷貴矢先生、大学在学中に「イケメニアン」という劇団を立ち上げていたそうです。

大学時代からすでに演出家としての才能が目覚めていたのですね。

当時の脚本がどういうものだったのか見てみたかったのですが見当たらず・・・。残念です。

谷貴矢先生演出・脚本作品

そんな谷貴也先生の脚本の特徴なのですが、割とぶっ飛んだ設定が多い印象です。

どんな感じなのか作品をいくつか紹介していきます。

「アンドロイド×人間」

谷貴矢先生の演出家デビュー作『アイラブアインシュタイン』は、人間とアンドロイドとの共存を描いた作品です。

愛とは何か、アンドロイドに人間の感情を持たせることができるのかという答えを探す物語です。

昔からよく映画や小説で使われるテーマではあると思いますが、まず、宝塚の演目では珍しいテーマですが、AIが台頭してきた現代では現実味を持ってみることができ、人間の持つ愛という普遍的な感情とアンドロイドという存在の対比が切なくもあり、考えさせられる作品です。

Amazonプライムビデオでレンタル可能なようなので興味のある方は是非一度見て見てください。

「テクノロジー×和物」

谷先生の大劇場デビュー作『元禄バロックロック』は江戸時代に起きた忠臣蔵事件をベースに製作された作品です。

国際都市エドに住む時計職人クロノスケが、キラと出会うことで運命が変わっていくという物語。

都市の名前や、登場人物の名前が全てカタカナになっておりとても特徴的です。

作品の説明に「忠臣蔵ファンタジー」、「クロックロック」という文字があるので、とてつもなくぶっ飛んだストーリーかと思いきや、愛がテーマの主軸になっており、物語の流れもとてもわかりやすく宝塚ファンが楽しめる作品だと思います。

「SF×和物」

2020年月組の別箱公演『出島小宇宙戦争』は、幕末に実際に起こった「シーボルト事件」を題材としており、主人公カゲヤスが宇宙人から日本地図を守るために奔走する物語です。

この作品も登場人物の名前が全てカタカナです。名前がカタカナだと耳馴染みのある名前でも近未来感が出る感じがするのは私だけでしょうか。

谷貴矢先生の脚本は全体的に「近未来×歴史物」が多い印象があります。第一印象は「え、この作品宝塚に合うの?」と思うのですが、ストーリー展開も宝塚的で、トップコンビの「愛」の物語はいつもきちんと描かれていて、谷先生はファンの気持ちをよくわかっているんだなぁ・・・としみじみ感じます。

谷貴矢先生の魅力

ここからは、私的な谷先生の脚本・演出の魅力を語っていきたいと思います。

組の特徴を捉えた脚本

私の思う谷先生脚本の最大の魅力はこれ!!

月組公演「出島小宇宙戦争」では月が作品の主軸に、2018年雪組バウホール公演では雪が降る里に誘われていくという設定。

そして、2022年月組舞浜アンフィシアターでのショー公演「Rain on Neptune」では、「ムーンライト伝説」を月城かなとさんと海乃美月さんが歌う場面がありました。「ムーンライト伝説」はアニメ『セーラームーン』の主題歌です。セーラームーンの主人公・月野うさぎは月のプリンセスという設定です。

めちゃくちゃ良くないですか!?わかりやすく組のモチーフを入れてくれるとテンション上がりますよね!!

もちろん全ての作品に組モチーフが入っているわけではないのですが、花組公演「元禄バロックロック」でも、舞台になる街の設定は「花咲き乱れる国際都市エド」とあらすじに書いてあり、組それぞれの特徴を取り入れることを意識してくださっているのだと思うとヅカオタとしては嬉しいです!

生徒さんのビジュアルが最高

谷先生の作品は「近未来×和物」が多いのですが、衣装もとても個性的でおしゃれなんです!!

ただの和洋折衷でなく、髪型も着こなしも斬新で本当に素敵なんです。

衣装に関しては文章で説明しづらい(語彙力が足りなくてごめんなさい・・・)ので宝塚歌劇団公式ホームページを一度見てみてください。↓

演出家 谷貴矢に注目 | 花組公演 『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
花組公演 『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』の演出家 谷貴矢に注目をご紹介します。

毎回ビジュアルが発表されるたびにトップさんたちがもれなく皆イケメンでびっくりします!もちろん下級生の子達の衣装もみんな素敵!

生徒さんそれぞれのポテンシャルを最大級に発揮させてくださる谷先生、すごすぎます!!

『RRR』を大劇場に観にいこう!

そんな谷先生ですが、最近は、再演ものの「ダル・レークの恋」や、海外作品の「赤と黒」の潤色・脚本も務めています。

私は、「赤と黒」はチケット落選のため観れていないので、スカステでの放送を楽しみにしているのですが(放送されたとして多分来年・・・)「RRR」はまたそれとも違って、映画原作。しかも3時間近くある大作を谷先生が1時間半でどう演出してくるのでしょうか。今から本当に楽しみです。

宝塚歌劇は、大劇場公演はほぼ配信を行なってくれるのですが、

やはり舞台は生が一番!!!

まだ生で宝塚を観たことがないよ、という方は一度大劇場に足を運んでみてください。とても華やかで煌びやかな世界が待っています!

今回は、谷貴矢先生について語らせていただきました。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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