宝塚歌劇団｜月組『フリューゲルー君がくれた翼ー』『万華鏡百景色』感想（2023/9/21マチネ@宝塚大劇場）

こんにちは。しらたまです。

先日、宝塚大劇場月組公演『フリューゲルー君がくれた翼ー』、『万花鏡百景色』を観劇してきたので感想を書いていこうと思います。

！！この記事はネタバレを含みます！！

『フリューゲルー君がくれた翼ー』あらすじ

冷戦下の東西対立により国が分断されていた1988年のドイツ。

社会主義国となった東ドイツの国家人民軍で広報を担当するヨナス・ハインリッヒは、西ドイツのポップスター、ナディア・シュナイダーを招聘したコンサートの責任者に任命される。欧州各地で巻き起こった民主化の波は東ドイツにも押し寄せており、政府は国民の不満を解消する目的で首都東ベルリンでのコンサートを企画したのだった。

自由奔放なナディアの言動に振り回され、顔を合わす度に喧嘩を始めてしまうヨナス。しかしリハーサルでナディアが歌う「フリューゲル」という曲を耳にした瞬間、その歌声に胸を打たれ、離れ離れとなった家族と過ごした幼い日々を思い起こす。音楽を通じて初めて心を交わした二人・・・。そんな二人をヨナスの大学時代の同期でもある秘密警察のヘルムート・ヴォルフが監視していた。

東西に隔てられた国で育った男女が、考え方の違いから最初は反発しながらも次第に惹かれ合っていく姿を、ベルリンの壁崩壊へと向かう激動のドイツを舞台に描くコミカルでハートウォーミングなミュージカル作品。 　　

宝塚歌劇団公式ホームページより

主な配役

ヨナス・ハインリッヒ/月城かなと

ナディア・シュナイダー/海乃美月

ヘルムート・ヴォルフ/鳳月杏

ルイス・ヴァグナー/風間柚乃

宝塚歌劇団公式ホームページより

『フリューゲルー君がくれた翼ー』観劇感想

まず、今回は

初めてのSS席で観劇でした！！！

それだけでもうテンションは上がりまくり！ワクワクが止まらない！

いざ、お芝居を観劇した感想はというと・・・。

重たいテーマをコメディタッチにうまくまとめてきたな、という印象。

時間的なものもあるのか急いだ感じはありましたが、共産主義と資本主義の対立というテーマは、お芝居として今まで私は観たことがなかったので新鮮で楽しめました。

ドイツ政治の歴史をあまり知らない私でもわかりやすかったです。

そして、やっぱりジェンヌさんたちの軍服姿、最高！！

皆さん足長い！かっこいい！

海乃美月さんの意味わからないくらいギラギラの衣装と軍服の対比も共産主義と資本主義のイメージを表している感じがします。

ただ、一つ言いたいことが・・・

もっとちなつ（鳳月杏）の出番が欲しかった！！！

ライバル役（？）なのになんか出番少なくないですか？もっとことあるごとに出てきてくれてもいいのでは・・・。ラストの銃で自害するシーンも目立たなすぎていつの間にか死んでた感じになってたし・・・ちなつ推しの私としてはそこだけがちょっと残念・・・。

とはいえ、お芝居もまとまりがよく、私の大好きなジェンヌさんたちの軍服姿もみれたので全体的には楽しいお芝居でした。

『万華鏡百景色』あらすじ

東京…それは玉響（たまゆら）の人生が煌めく街。幾万の人生が交わる街。

江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と、刻一刻と景色を変えてきた万華鏡（ばんかきょう）の如き街“東京”を舞台に、そこで生きた人々の様々なドラマを映し出す現代的かつレトロなレヴュー作品。

トップスター・月城かなとを筆頭とする芝居心豊かな月組による、情感溢れる人間賛歌をお楽しみください。

宝塚歌劇団ホームページより

『万華鏡百景色』観劇感想

タイトルを見ただけだと、「和物のショーか」という印象でしたが、演出は誰だろう？と確認してみると、

栗田優香先生！！これはすごく期待しちゃう！！

栗田先生といえば和希そらさん主演のバウホール公演『夢千鳥』の脚本/演出の先生。

画家が題材ということもあり、哲学的でレトロな雰囲気が漂う作品でした。（竹久夢二の物語）

今回はどんなレビュー作品になるのだろうと楽しみにしていましたが、

転生ものというなんだか今流行っている題材を、東京の歴史というテーマにうまく当てはめた上に、宝塚のショーらしく煌びやかに仕上がっていて最高でした！！

今回もなんで私１公演しかとらなかったんだと後悔・・・。やっぱり宝塚は最低でも２公演は観劇したいですね。

時代がどんどん移り変わってもどこかレトロな雰囲気があるあたり、まさに宝塚みたいだな、と思いつつ

間近で観るちなつにときめきが溢れでる。

SS席の破壊力ってすごいですね・・・。歌詞通り絶景かな〜絶景かな、でした！これはお値段高くってもとりあえず毎回申し込みしちゃいます。

選曲のセンスも私にドンピシャでずっとテンション上がりまくり。体感５分のショーでした！！

SS席で観劇して思ったこと

普段、A席かB席で観劇している私。

今回初めてのSS席で、ジェンヌさんたちにときめきまくった私ですが、気づいたことがあります。

宝塚大劇場って舞台の奥行きがかなりある！

なので、推しのジェンヌさんが舞台奥にいると表情まで見えにくいことがありました。

今回、オペラグラスを持っていかなかったことを後悔・・・

SS席とはいえ、推しジェンヌさんの細かい表情まで見たい方はオペラグラス必須だと思います！

おすすめのオペラグラスに関しては以前記事にしているのでよければ参考にしてみてください↓

今回、SS席の素晴らしさが身をもってわかってしまったので、今後も記念受験のように申し込み続けてみようと心に決めました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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