『マチルダ・ザ・ミュージカル』感想(@5/30梅田芸術劇場マチネ)

観劇レポ
※記事にはプロモーションが含まれる場合があります※
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こんにちは。しらたまです。

先日、『マチルダ・ザ・ミュージカル』を観劇してきたので、観劇レポをしていこうと思います。

『マチルダ・ザ・ミュージカル』とは?

『マチルダ・ザ・ミュージカル』の原作は、『チャーリーとチョコレート工場』でも有名なロアルド・ダールの小説『マチルダは小さな大天才』

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが2010年に制作し、全世界で大人気となった超ヒットミュージカル。

2013年にブロードウェイで初演され、トニー賞では5部門を受賞。

口ずさみたくなる音楽に、ポップで印象的な美術、普遍的ながらも鋭い脚本、個性豊かなキャラクターたちは世界中で愛されています。

公式ホームページより一部引用

あらすじ

5歳のマチルダは、図書館にある難解な本も全部読みつくしてしまうほど、高い知能と豊かな想像力を持った少女。
しかし両親はそんなマチルダに関心を全く示さず、家庭は辛い場所だった。
図書館に居場所を求めたマチルダは、そこで教師のハニー先生に出会う。
翌日、マチルダとハニー先生は学校で再会する。
ハニー先生はすぐにマチルダが「天才」である事に気づき、その才能を伸ばしたいと願う。
しかし学校は、校長であるミス・トランチブルが恐怖で子どもたちを支配する『監獄』のような場所だった。マチルダは自らが持つ不思議な力を駆使して、子どもたちを苦しめる大人たちに仕返しを試みる。自身も苦しい子ども時代を過ごしたハニー先生は、マチルダの良き理解者となり、いつしか二人の絆は固いものになっていく―。

公式ホームページより引用

キャスト

マチルダ:嘉村咲良/熊野みのり/寺田美蘭/三上野乃花

ミス・トランチブル:大貫勇輔/小野田龍之介/木村達成

ミス・ハニー:咲妃みゆ/昆夏美

ミセス・ワームウッド:霧矢大夢/大塚千弘

ミスター・ワームウッド:田代万里生/斎藤司

感想

!!以下ネタバレを含みます!!

↓ ↓ ↓

まず、私が見たキャストの組み合わせはこちらです。

世界中で人気を博している『マチルダ・ザ・ミュージカル』が、やっと・・・やっと日本初演されるということで、去年の制作発表時からもう楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。

そしてこの組み合わせ、私的に一番見たかったので、大阪の短い日程でこのキャスケを組んでいただけて本当に嬉しかったです!!

全体の感想

開演前から、図書館の本をイメージしている?もしくはマチルダの頭の中なのか?とりあえずカラフルなセットがテンションを上げてくれます。

そして物語が始まるのですが、「ん?お母さん自分の妊娠に気づいていない?そんなことある?」というツッコミから広がっていく変な人たちしか出てこない世界。

そう、この物語、登場人物が大体変!!

母親は産まれてきたマチルダに興味がなく自分のことばかり、父親はマチルダのことを坊主とよぶ、そんな最悪な家庭環境の中で、本を読み耽る5歳のマチルダ。

可哀想なんですけど・・・。

そして学校に行くことになり、行った先の学校では、ミス・トランチブル校長先生というとんでもない人権無視のパワハラ校長に目をつけられるし。

マチルダ可哀想すぎるんですけど・・・。

ただ、こんな不憫なマチルダのストーリーはポップに進んでいくので、悲壮感はあまりなく、笑ってしまうところもちらほら。

そして、セットがやっぱり凄かった!!

図書館のシーンは奥行きが凄かったし、ブランコのシーンも圧巻で、色使いもカラフルで、絵本を見ている感覚になります。

そして歌もいい!!

前評判で、歌がキャッチーで頭に残る。と聞いていたので、楽しみにしていたのですが、確かに残る。歌詞はあんまり覚えてないけど、メロディがずっと頭の中をぐるぐるする。

子役の子達が一生懸命歌ってる姿可愛かったなぁ。個人的には、最後男の子が机の上でマイク持って歌ってた曲が好き。

ストーリーは勧善懲悪もので、すごくわかりやすいです。が、なんだかスッキリはしきれないんですよね。なんでだろう。最後まで両親がぶっ飛んでるからかな?

キャスト別感想

熊野みのり/マチルダ

マチルダのキャストスケジュールはチケット抽選後に発表されたので、誰になるかわからなかったのですが、制作発表を見た時に「あ、美人さんだな」と思った子。

目力がすごいので、マチルダの意思の強さがよく出ているなと感じました。

歌も上手で、身のこなしも軽やか。よくあんな膨大なセリフを覚えれるなぁとただただ感心していました・・・。

木村達成/ミス・トランチブル

あの木村達成さんが、今回はイケメンを封印して、登場してきたら生徒みんなが怖がる、大柄の女性校長を演じるということでとても楽しみにしていました。

この物語の悪役なのですが、どこか憎めないファンキーな役を見事に自分のものにしているなという印象でした。

校長室でのリボンの演技や、体育の授業での跳び箱からのでんぐり返しなど、運動神経の良さを存分に発揮されていて凄かったです。

そして、SNSで話題になった美脚も存分に堪能させていただきました。

咲妃みゆ/ミス・ハニー

この物語の中で、唯一いい人の役。

咲妃みゆさんの清潔感のあるスッキリした印象ととてもあっているなと思いました。

個人的に、トランチブル先生が体育の授業中生徒達をいじめるのをトランチブル先生ガン無視で生徒だけ心配そうに目で追う姿が印象的でした。

最後にマチルダと側転するところ、息ピッタリで可愛らしかったです。

霧矢大夢/ミセス・ワームウッド

前回、『ニュージーズ』で見た時、動きがキレキレの方だな。と思っていたのですが、今回もキレキレでした!!

マチルダに興味がなく、社交ダンスのことばかり考えている母親という役どころなので、衣装もスリット深めでこちらも美脚にうっとり。

咲妃みゆさんとのデュエットダンス(?)かっこよかったです。

田代万里生/ミスター・ワームウッド

田代万里生さんこんなぶっ飛んだキャラ演じるの?見てみたい!と楽しみにしていました。

期待を裏切らないぶっ飛びっぷり!!いつもマチルダのイタズラに見事に引っかかっているところがもはや可愛い。

今回、また新たな田代万里生さんを見れました。ありがとうございます。

やっぱりミュージカルは楽しい

今回、改めて感じたのは

やっぱりミュージカルって楽しい!!

ってことですね。何を今更・・・。好きだから観劇してるんでしょ?という話になっちゃうんですが、『マチルダ』は、すごくわかりやすい勧善懲悪もので、どことなくディズニーらしさもあって、子供が間違った大人を正す。という設定もなんだかすっきりするし、最近悲劇ものを見ることが多かったので、明るい気持ちにさせていただきました。

皆様も、残り少ないですが『マチルダ・ザ・ミュージカル』をみて、ミュージカルって楽しいな、と感じていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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